なにかを「つくる」しごと
まずは、このデータをみてくださいな。
また、これにかんする中村伊知哉さんのツイート。
「自分は創造的か」
— 中村伊知哉 (@ichiyanakamura) July 15, 2017
米47%、独44%、英37%、日8%。
日本の若者だけが自分を創造的だと思っていない。 pic.twitter.com/Sf7YbDzERt
「将来、何かを「作る」仕事をしている」
— 中村伊知哉 (@ichiyanakamura) July 15, 2017
米83%、英75%、独70%、日43%。
日本の若者だけが創造する仕事に就こうと思いっていない。 pic.twitter.com/WqgCVhEdni
「将来に向けて準備ができている」
— 中村伊知哉 (@ichiyanakamura) 2017年7月15日
米73%、独61%、英49%、日16%。
日本の若者だけが将来を向いていない。 pic.twitter.com/oSaOuFIHQr
総じて言えば、自分は創造的ではなく、創造する意思も可能性も見出していない。ネットの力も重視しておらず、旧来の暗記型教育でよいと考える。
— 中村伊知哉 (@ichiyanakamura) 2017年7月15日
いか~ん!!!!
これをみて、みなさんはどういう感想をいだいたでしょうか。
問題は「創造的なしごとがない」「将来の準備をしていない」
この資料で明らかになったのが、「明確な自己否定」「将来への漠然とした不安」「それなのに準備ができない」という3点セット。
明確な自己否定
まあ、実際「クリエイティビティがある日本人」だと、外国からは思われている節があるようです。それでも、自分は独創的だ!といえる人は、少ない。
まあ、ほかの国も半分くらいなんですけど、日本に至っては1割もいない。
将来への漠然とした不安
何かを「作る」仕事にはつかない。
まあ、聞き方の問題もあるのかな、とは思いますが。
でも、仕事はする。
それなのに準備ができない
そう、それでも、将来のための準備はしていない。
なぜこれが「問題」?
「いや、べつにつくらない仕事なんていっぱいあるやん」「営業とかのほうが王道」「つくるしごとのほうが稼げなさそう」
なんてのは、ちと短絡的。
それは、いまの話。
2017年の話。
この世代がバリバリ働くのは、10年後。
10年後、おなじ未来があるか?
否。
10年前なんてスマホすらあったか怪しい。
それがいまや国民皆スマホ時代。
このくらいの変化なら、すぐに起こりえる時代なんですね。
注目の人工知能なんかが、すぐ駆逐する時代。
とってかわられる仕事も、おおいはず。
となると、求められるのは「なにかをつくりだす」こと。
とはいえ、ね。
もちろん「お前らには創造性がない!」「もっとクリエイティブな仕事につけ!」なんてのもナンセンスだけどね。
やりたいしごとをやるのがいちばん。
ただ、今後そういう「つくる」仕事が増えるよ、ということだけ。
選択肢は広く。