多くの人に見てほしければ、見てほしい人をしぼれ
こうやって週3でブログを書いていけば、8カ月で100記事突破するんですね。継続ってすごい。
そんな私も、わが社も、いわばメディアに生きる行動体でありまして。
見る人に価値を与える(あんまりこの表現も、使いすぎると安っぽくなってよくない気がするのですが)手段として、我々はWeb上のメディアを選んだわけです。
そのいっぽうで、これらのメディアを見てくれている人も、いるわけですよね。
どうやったら、メディアで効率よく価値を与えることができるのでしょうか?
見る人を「しぼる」
ここで考えなければいけないのが、「こういう人に見てほしい」というのを1つにしぼること。
「え、いっぱいいたほうが、いろんな人に見てもらえるじゃん!」というのは、間違い。
例えば。
めっちゃ甘いカレーと、どっちともいえないカレーと、めっちゃ辛いカレー。
「甘いものが食べたい!」という人は何を食べるかって、めっちゃ甘いカレーをたべる。
「辛いものが食べたい!」という人は、もちろんめっちゃ辛いカレーをたべる。
どっちでもない人は?
とりあえず、どれかを食べる。
甘いのも辛いのもそんなに好きではないけど、カレーを食べたいから、まんなかを食べる。
でも、「絶対食べたい!」わけではないから、すぐ、忘れ去られる。
めっちゃ甘いカレーと、めっちゃ辛いカレーは、それが食べたい!というファンがつく。
学校の先生とかも、そうじゃないですか?
変で頭おかしな先生とか、めっちゃ厳しい先生とかに比べて、何のへんてつもないけど、まあ嫌う人はいないだろうな、という先生、覚えてますか?
たぶん、覚えてない。
もちろん、激甘のカレーも、嫌いな人はいっぱいいる。僕も嫌い。でも、同じくらい好きな人もいる。足したらゼロになるんじゃないかな。
おなじ「足してゼロ」でも、「めっちゃすき」な人がいっぱいいるほうが、「なにも思わない」真ん中の人しかいないより、「愛される」し、「目立つ」。
人の選びかたって、そんなもん。
だから、しぼる。
この人には別に響かなくてもいいけど、この人にだけは絶対伝える。響かせる。
そういう気持ちで、メディアを作っています。